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ポレンタ、または即席プディング

ポレンタは、北イタリアで肉料理の付け合わせ的に出される物。
即席プディングは、アメリカ開拓時代に食卓に上った物。
どちらも、基本的な材料はとても良く似ています。
トウモロコシ粉と水。以上。

どちらも本場の味は知らないのですが、レシピをあれこれ調べて作る内
「たまに無性に食べたくなる秘かな定番メニュー」になってしまいました。
色々なレシピを、自分に都合よく解釈しなおしたのがこちら↓

好きな人は好きな味だと思うので、良かったらお試しください。

1)トウモロコシの粉を鍋に投入。
滑らかさを追究するため、今回は富澤商店でコーンフラワーを買いました。
コーンミールより細かくてフワフワ♪
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2)ダマができないよう気をつけて、少しずつ水を入れる。(ここ大事)
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3)シャバシャバになるまで水を入れる。
この後、鍋の半分近くまで入れました。
粉と水の割合は1:5くらい…かな?最初は少なめの量で試してください。
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4)中火で軽く沸騰させた後、弱火にしてかきまわす。
水の量が少ないと、ここで割とスグ団子状になります。
粉臭さを気にしなければ、それで完成にしたら楽かも。

5)好みの固さになるまで、15-30分かきまぜる。
ろざさんはたいてい「鍋底が一瞬見える固さ」まで練っています。
トウモロコシのでんぷんは消化が悪いので、
じっくり火を通した方が良い、と言われています。
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手順自体はそう難しくないけど、時間はやたらかかる料理。
昔はストーブの上に放置して、ゆっくり火が通るようにしていたようです。
確かにそれなら楽ですね。
だから「即席プディング」なんて呼んでたのかも。

ちなみに、レシピによっては『湯煎する』なんて書いてありますが
弱火でも湯煎でも、出来にはそんなに差はありませんでした。

6)できあがり!
ろざさんはハチミツをかけていただくのが好きです。
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味は、…実はそんなに美味しいものではありません(笑)
缶詰のスイートコーン的な甘みを想像していたら、たぶん泣きます。
(たぶんアレとは品種が違う)

味があるような無いような、鄙びたというかひなたくさいというか、
でも妙にくせになるような味です。
オートミールが好きな人は、きっと大丈夫だと思う。

できたての熱々にハチミツが溶けたところを掬って食べると、
温かくて甘くて柔らかくて優しい、これでしか味わえない味になります。
(力説)

二杯目!もう少し固まってきてますね。
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ポレンタには、仕上げにミルクやバター、オリーブオイルなどを入れる場合もあるようです。
それはそれでコクがあって美味しいですが、私はシンプルな粉と水オンリーの方が好き。
また、ポレンタは地方によって様々な固さの物があるそうです。

冷えて固まった物を、フライパンで炒めたり油で揚げたりするレシピは
ポレンタと即席プディング両方に存在します。
その時はもう少し固く練っておいた方が良さそう。

あと、残ったコーンフラワーの使い道ですが…
「そんな毎度毎度、時間かけてポレンタなんか作れるか!」という方は
小麦粉かホットケーキミックスに混ぜてパンケーキにすると結構イケます。
たぶんこれが一番カンタン。

ちなみに、アフリカのウガリもwikiによると
「トウモロコシなどの穀物の粉をお湯で練ったソバガキ的な物」と、
これもよく似ているみたいなんですよね。
見た目は全然違うけど、トウモロコシの品種が違うのかな。
食べてみたいなぁ。

<追記>
今検索したら、レンジでポレンタつくる人もいるみたいですね。
うん、作れない訳ないと思ってたんだ。
興味ある方は「ポレンタ レシピ」で検索してみてください。

  by rosa_hiho | 2012-03-28 17:04 | Food

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