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駄文長文青島見聞録 ‐ 青島 A GO GO! ‐ (2)


他の部屋にも、年代物のグランドピアノが置いてあった。青島に2台しかなかった物で、文革時代にもう一つは破壊、これも破壊される所だったのを「江青が弾いたピアノ」という事で保存が決まったそうだ。同じ部屋の壁に、歪んだ顔のレリーフがあった。元々西洋婦人の笑顔だったのが、文革中に叩き潰され、歪んだ泣き顔になったとの事。

最上階は、所蔵品展示室。部屋一面に飾りだなが並べられ、そのひとつひとつに玉の彫刻などの見事な工芸品がいくつも並んでいた。
毛沢東が宿泊した際、付近の住民が自宅に伝わる宝物を献上したところ、毛沢東は「私が独占する訳には行かない」と、迎賓館に寄付したそうだ。
そして今、迎賓館では補修が必要になり、青島政府の援助では賄いきれない分を稼ぐため、それらの宝物を売りに出している。棚ひとつ180万円。
「格安ですよ」確かにそうだ。バラ売りも可。

通路の照明は、赤・緑・青のガラスをはめた、ステンドグラスっぽいデザイン。…と思ったら、ガラスじゃなくてルビー・エメラルド・サファイア(!)だった。
「2ヶ所、外れている所があるでしょう?これが宝石だと鑑定された直後に盗まれたんです。だから、内部の者の犯行と言われています」今は、監視カメラが付いている。それにしてもでかくて綺麗な石だ。盗った人の気持ちが分かる。

(↓100年前からあるというトイレ。その割には綺麗)
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この迎賓館を完成させた2代目の提督は、予算を倍近くオーバーした為に帰国後クビになったそう。でも今これだけ外貨獲得に貢献していると知ったら、クビにされた事を恨むかもしれないな。
ところで、出口に絵葉書等のお土産コーナーは無かった。それに気付いたのは、翌日の夜だった…

<東方飯店>
【かつては青島を代表するホテルだったが、外資系ホテルに押され、やや格落ちぎみ。周囲に観光地が点在しているのがメリット。設備はやや古いが、従業員の態度は良い。】これが、事前に日本及び中国のサイトでチェックしたここのホテルの情報。

日が暮れかけた頃、ホテル到着。Muさんがロビーでチェックインの手続きをしてくれる。いやー楽だわ。「保証金に日本円で5千円必要だそうです」樋口一葉さんに人質になっていただく。
「国際電話かけますか?」かけると答えると、Muさんがその旨ホテルに伝えてくれた。

キーはカード式、2人で1枚。こういう所って、普通1人1枚くれるもんなんだけど。Muさんもそう思ったか交渉してくれたけど、このホテルでは一室1枚がしきたりなようだった。

1610号室は、旧ドイツ街に面し、右手奥に海、左手奥に山という景色が窓から臨める、素敵な部屋だった。内装も水周りの設備も、ほぼ完璧。ただ、洋服掛側のドアが壊れていて、開かなかった。さすが中国。今夜の夕食は旅行会社任せ。ロビーでの待ち合わせまで時間があるので、部屋でしばしくつろぐ。
Kさんが家へ国際電話をかけようとしたら、通じなかった。番号の打ち方が悪いのか?あれこれ試してみたけどダメ。諦める事にする。

(↓居心地も眺めも良くて、大満足!)
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(↓開かない扉もあったりはしましたけどね)
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早めにロビーに降りて、Kさんが両替する。渡された人民元は、5元足りなかった。フロントに言うと慌てて「すみません」と追加した。中国では珍しく穏やかな反応だった。私は、前回旅行した時に再両替しなかった分が700元ほどあったので、ここでは両替しなかった。この700元だけで今回は過ごせそうな気がする。

Muさん到着。電話が通じなかった事を言うと、フロントで確認してくれた。どうもホテルが設定を忘れていたらしい。

(このホテルの従業員…人柄は良いけど、粗忽者が多いんじゃ…)

チェックイン前に、何気なく「地図売ってないかな~」と言ったら、Muさんが2人分の地図を持ってきてくれた。行き届いてるな~。

<夕食>
ホテルからかなり近いレストラン。店名を覚えていないのが残念。
海に面したとても眺めの良いフロアの、角のテーブルに陣取った。次々に料理が運ばれてくる。
「ビールはこの一本までは無料です。紹興酒飲みますか?」高かったのでやめた。ビールは勿論、青島ビール。
次々に料理が運ばれてくる。殻つきの茹でエビ、カレイ(ヒラメ?)のから揚げ、ブロッコリの炒め物、牛肉炒めの中華風バーガー、小エビのスープ、上海蟹ならぬ青島蟹、フルーツ、チャーハン。2人前にしては、量が異常に多い。2人で美味しく、かつ必死に食べ進んだが一向に減る気配が無い。

(↓前菜)
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(↓魚)
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(↓ブロッコリ)
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(↓小エビのスープ)
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(↓牛肉バーガー・奥のパンに入れて食べる)
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(↓メイン(たぶん)のカニ)
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(↓チャーハン)
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(↓手前の白いのはドラゴンフルーツ)
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(↓2人前とは思えない分量)
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「これって、制限時間あるんだっけ?」
「無いんちゃう?」
「私らが食べ終わるまで、Muさんと運転手さんはひたすら待つんかな…」
奥の座席に座らせてもらった私からは、少し離れたテーブルで新聞を読むMuさんと運転手さんの姿が見える。食事をしている気配は無い。もう一つ気になるのは、このだだ広いフロアで、埋まっているテーブルは私達とMuさん達の2ヶ所だけだと言うこと。明らかに客より多い店員達が、フロアのあちこちからこちらを窺っている視線を感じる。うーんシーズンオフ。そのうち、ぽつぽつとではあるがテーブルが埋まって、ホッとした。

結局、料理を半分近く食べ残す。勿体無いとは思うけどもう入らない。隣席の団体に食べて貰いたいと心底思ったけど、冷めた食べ残しを勧めるのも失礼かと諦めて席を立つ。Muさん運転手さんにも同席してもらえば良かったかな。後で聞くと、
「ラーメン食べてきました。美味しかったですよ!」とのこと。やっと安心。

ホテルへ戻る。次にMuさんと会うのは、最終日の出国のみ。
「これを読んでおいてください」
と渡されたのは、旅行社からの資料。ホテルの利用方法や、出国の注意、オプショナルツアーの案内、アンケート等。Muさんの名刺もいただいた。
「何かあったら、いつでも電話してくださいね!24時間営業ですから」
心強い事この上ない。さすがANAハローツアー。
「ところで青島って、治安良いんですか?」
Kさんの問いに、こんな即答が返ってきた。
「良いですよ!夜中に出歩いても大丈夫です」
ガイドがここまで断言するのは初めて聞いた。普通大丈夫でも、ある程度慎重な表現をするものなのに。ガイドが言うくらいだから、本当に、よっぽど治安が良いのかもしれない。

1階のロビーをちらっと覗く。工芸品の土産物屋と一般雑貨の土産物屋があり、一般雑貨の方がまだ開いていた。早口言葉のカードがあった。○○さんへのお土産に良いな、と思うのだけど、なんだか商品が汚い。
「新しいのありませんか?」
お姉さんが在庫を出してきてくれた。が、前のより更に汚い。どうしよう、どうしても欲しい訳じゃないからやめようかな…
「…すみません、ちょっと考えて明日また来ます」
「値下げしますよ、○元でどうですか?」
「えっと、やっぱり考えて明日…」
「いいですよ、×元にしましょう」
別に値下げ交渉の為に悩んだフリをした訳ではないのだけど、格安で手に入ってしまった。Kさんも、子供用の絵本をお土産に購入した。

睡眠不足な上に盛り沢山のスケジュールを過ごした怒涛の一日を過ごし、さすがに疲れた。Kさんは翌日の朝風呂を希望したので、今夜は私の好きな時間に入らせてもらえるのだけど、疲れすぎて入る気になれない。顔だけ洗う。試供品のメイク落としではちゃんと化粧が落ちているか分からず、トラベル用の洗顔料ではメイク落としが落ちているか分からず、中国の水では洗顔料が落ちているかよく分からない。なんだか色んなモノが毛穴に残っていそうな気がするが、ともかく気分はさっぱりした。

窓から夜景を覗く。旧ドイツ街の夜景は、やけに地味だった。…と思ったら、Kさんにはとても感動的な光景だったらしい。
「なんか、現実味が無い感じ。作り物みたい!」そう言われると、オレンジの街灯が幻想的なような気もする。同じ物を見ていても感じることが違っているから、人と行く旅は面白い。

家へ無事到着の連絡を入れ、明日のスケジュールについてKさんとミーティング。
今回のキモは「ロウ山」(ロウは山扁に労)ツアー。ロウ山は、青島の観光地の一つなのだけど、山というよりは一帯の山脈。見所は多く、しかも都心からは微妙に遠い(北京-万里の長城よりは近そうだが)。

先ほどMuさんから貰ったオプショナルツアーによると、昼食付き・14:00ホテル着のツアーで約400元。他にも色々見て廻りたいので、14:00着はちょっと遅すぎる。Muさんの話によると、タクシーを1日チャーターして約400元だった。じゃ、半日なら200元?と聞いたら、そんな単純な計算じゃないだろう、と言われた。

旅行前に見たガイドブックによると、この東方飯店から朝発のバスツアーも出ているらしい。フロントに聞いたら、一人25元だった。その安さは魅力だが、16:00ホテル着とのことで、却下。

このフロントとのやりとりに、予想外に時間がかかり過ぎて(私のリスニング力の低さのせい)、すっかり遅くなってしまった。そこへ、いきなりのベル。
「*@¥;+&%$$#!」
全く聞き取れない。何度聞き返しても、意味をなさない音にしか聴こえない。
ええい面倒くせぇ、強盗だったとしても、私が刺されてももう一人いるから何とかなるだろうとドアを開けると(←無謀すぎ)、ホテル内のマッサージルームからの営業だった。彼女が去ってからも、追っかけてマッサージルームからもう一回電話で営業が来た。

ベッドに入ったのは、23:00をとっくにまわった後。早起きできたら、ホテルの前を散歩して、早朝の青島を味わってみたいな~…などと考えながらベッドに入る。携帯の充電に使う変圧器をフロントで借りるつもりだったのを思い出したが、もう起き上がる気がしない。

2005/02/20

<起床>
予定通りKさんは朝風呂。私の早朝お散歩願望は、外の超絶寒そうな景色の前にアッサリ消える。時間がありそうだったので、私も朝風呂に入る。十二分に広くて新しくて清潔なお風呂に不満は無いが、中国の硬水だけはどうしようもない。トリートメント無しだと髪がゴアゴアになり、一週間も滞在すると、日本で湯船に漬かって柔らかい水で頭を洗いたい!と切実に思う。お風呂は、どうしても慣れない中国ライフのひとつだ。

<朝食>
7:00に、Muさんから貰ったクーポン券を握り締めて食堂へ。店員に券を見せると「セット?それとも単品?」と聞かれる。ふつうホテルの朝食はバイキングだと思っているから、いまいち質問の意味が分からない。やりとりの末、バイキングはあちらよ、と指された方へ入ると、そこに居た店員が「今日は休み」と言って来た。なんなんだ。元のフロアへ戻って、セットを頼んでみる。

漬物とキンピラごぼう風の前菜・粟粥・ピータン粥・腸粉・三種類の点心・揚げ餃子・ピリ辛の揚げ春巻・味付けゆで卵、で一人20元。例のクーポン券は、このコースか、単品20元分に相当していて、単品をオーダーする場合は差額を払う仕組みになっているらしい。

(↓前菜。キンピラ風と漬物風)
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(↓左奥から時計回りに、粟粥・皮蛋粥・腸粉チャーシュー入)
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(↓点心の籠は、海老・野菜・カスタード、
奥がピリ辛春巻き、手前が揚げ餃子
一番手前が味つき卵。八角の香り)
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(↓やっぱり量多すぎです…)
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食べながら、暇そうな店員さんを物色。昨日Muさんがお薦めしていた「中山路より賑やかな通り」の名前を忘れたのだ。さすが若い女性、「台東じゃないの?」と即答してくれた。これで午後の繁華街見物の場所を確保できた。

食事の後、一旦部屋へ。Muさんが別れる前に言っていた事を思い出した。
「枕元にチップを置いておいてください。10元くらい」
チップは、ホテル代のサービス料(15%)に入ってるから要らないんじゃないの?北京や上海のホテルでは聞いた事ないぞ。しかも10元って高くないか?と心の中で思ったが、ガイドさんの言う事だし青島ではそうなのかも、確かに待遇はよくなるだろう、と置くことにする。1室10元ということで、2人のベッドの間にあるサイドテーブルに10元札を1枚。もし一人10元だったらごめんなさい。しみったれた客だと思われない事を祈りながら、部屋を出る。

<ロウ山(ロウは山扁に労)>08:00
身支度を整えてロビーへ。まずはロウ山へ行けるかどうか、これで今日のスケジュールが大幅に変わる。
ドアマンのお兄さんに聞いてみる。
「ロウ山へ行って、11時前に帰って来たいんだけど…1時間でいけるんでしょ」
「ロウ山!?片道で1時間だよ」
「分かってます、だから1時間で行って、1時間観光して、1時間で帰って来たいの。有名どころだけ見られればいいの。それでいくらになる?」

こんな流暢に要望できた訳ではないが、「ちょっとロビーのソファで待ってて、車を探してくるから。値段も確認して、また呼びに来るから」とどこかへ行ってしまった。このお兄さん、行くときも来るときも小走りで、接客熱心だなと感じられて嬉しかった。それにしてもこのロビー寒すぎ。

しばらくして、車がやってきた。私の要望したコースで、150元だという。Muさんの見積もりより大分安い。念のため、希望のルートと時間、金額をメモ書きして運転手さんに再度確認する。
「大丈夫、問題ない、自分はホテルの専用車だから安心しなさい!」と胸を張るタクシーの運転手さん。信頼できそうな人だ。

一路、ロウ山へ。「海と山を同時に楽しめる場所」というのが青島の売り文句とは聞いていたけど、実際目の当たりにすると、改めて感動する。険しい岩肌、澄み切った空、真っ青な海。岩肌から染み出た水が凍り付いて、滝のような姿を形作っているのがあちこちに見られる。こういう景色に出会えるのは、シーズンオフならでは。青島でも異常に寒い3日間に居合わせてしまった私達は、実はとってもラッキーだったんじゃないだろうか、と思った。ただし、車の中でだけだけど。

まず「ロウ山」全体の入場券を購入。聞いていた金額より安い。さすがシーズンオフ。
運転手さんが、「先に太清宮へ行くよ」とハンドルを切った。

<太清宮>

(↓今日も寒いぞ~)
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キョンシーでお馴染みの道教発祥の地。車から降りるや否や、ガイドの押し売りに取り囲まれた。
「付いていってやろうか?」
運転手さんも車を降りて、この人たちは日本人だから、あんた達がガイドしても分からないよ、と言いながら押し売りガイド達を追い払ってくれる。

でも、ひときわしつこいガイドが1人、更に私にかきくどいた。ガイドを聞いても聞き取れないから意味無い、と彼女に言うと、
「じゃあ、分かりやすく話してあげるから!…私は公認ガイドだから入場料が要らない。運転手を連れて行けば、あなた達の入場料に加えて、彼の分も入場料を10元払わないといけない。ガイド料は10元だ。同じ10元なら私に使えば、彼は寒い思いをしてあなた達についてまわる必要もなく、車で暖かく休憩していられる。」
ときた。分かりやすいガイドはともかく、このまま行くと運転手さんが寒い思いをする事になる、という言葉が気になった。実際、山の上にあるこの寺は尋常じゃなく寒い。
結局、「急いでいるから、ガイドは30分以内に終わらせて」とお願いし、運転手さんに待っててもらう事にした。

中に入ると、キョンシーみたいな衣裳(ただしもっと地味)を着た道士さんがあちこちを歩いている。その名も「ロウ山道士」だそうだ。観光地であると同時に、寺社としての機能も持続しているらしい。
青島の市花であるサンザシの下で写真撮影。冬に咲く花だそう。でもKさんが「咲いてる?」と訝しがる位に小さな花だった。

(↓花…咲いてますか?)
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次は「老楡樹」。唐代から1000年以上も生えている木。形状から、別名「龍頭楡」とも呼ばれている。口(に当る部分)を触ると体が良くなるとか、背中(に相当する部分)を触ると物事が順調にいくとか、言われているらしい。勿論よくよく撫でてきた。

さて、太清宮には3つの「殿」があるらしい。
まずは「三官殿」。それぞれ天(尭)、地(舜)、地(禹)を指すらしい。なんか中国の歴史か神話にそういうのがあったような。ちなみに、道教のお参りの仕方は、男性が左こぶしをにぎって開いた右手の平を添える。女性がその逆。…すみません、よく覚えてないんです。反対だったかもしれない。

奥へ行って「三清殿」。向かって左が西王母殿、右が東華帝君殿。この2人は兄妹なんだそうで、既婚者は正面で家族の幸せを祈り、未婚者(男)は西王母殿で「良い奥さんに出会えますように」、未婚者(女)は東華帝君殿で「良い旦那さんに(以下略)」と祈る。勿論私とKさんは東華帝君殿へお参りした。
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  by rosa_hiho | 2005-09-12 02:00 | Others

駄文長文青島見聞録 ‐ 青島 A GO GO! ‐ (1)

2005/02/19
<関西空港>08:00
出発前に、青島の天気を確認。3日間平均して-9℃~2,3℃って、何かの冗談だろうか。
自宅最寄り駅から関空まではリムジンバス。40分ほどで到着だから7:35発でも間に合うけど、万一を考えて7:20発に乗車。
「08:35に25番カウンター集合、時間厳守」なんて書いてあったから、てっきり引率の人の所へみんなで集まるのかとおもったら、自分で団体受付カウンターに行って手続きするだけだった。そういやこのツアーは添乗員無しだったんだわ。

ここで待ち合わせをしていた友人、Kさんも到着。1月末に突然誘ったにも関わらず、快く応じてくれた彼女の機敏な行動力に感謝。

登場時間までまだ余裕があるので、Kさんが使い捨てカメラを購入。私も喉飴を購入。めちゃくちゃ必要なものでもないのに、こういうお店に行くと何か買いたくなる癖、ホントなんとかしたい。

飛行機に乗り込む。実はフライトの度に「事故りませんように…」と御守に祈るくらい緊張するのだけど、隣のKさんの緊張具合は私をはるかに上回る。まじで表情がこわばるKさんに、私もいつも以上にドキドキする。

<NH157>10:35
定刻通り離陸。気流が乱れているのか、いつもより揺れる。硬直するKさん。
ようやく落着いて、機内食が配られる。「beaf or chiKen?」の選択肢は無く、全員同じ洋風のランチ。大きなマカロニにミートソースがかかった感じだった。
KさんはJALに乗りなれているらしく、「JALって一番機内食が美味しいって言うやんか。だからそれと比べると、ANAはちょっと…」だそう。でも中華国際航空や東方航空に比べたら割合マシかな、と思った。

出入国カードが配られた。なんだか細かい指示が付いている。これまでこんな事無かったのに。前回同様適当に書いていたら、「それじゃダメです、この通りに書いてください」と新しいカードと説明書きを手渡された。また何か制度が変わったんだろうか。
中国大陸が近づく。上空から見た青島は、想像以上に綺麗な町並みだった。北京とも上海とも大阪とも東京とも違う。都会的なんだけど、冷たすぎない感じ。それでいて妙に整然としている。過去にドイツが占領していたというのが、イメージ的に頷ける感じだ。

<青島流亭空港>
寒い!飛行機から空港への通路で既に寒い!!余りの寒さに笑えてきた。
スーツケースを取る為、ベルトコンベアの近くに並ぶ。そばのおじさんが話し掛けてきた。
「どこ行くんや?何泊や?ホテルは?」まるで尋問されてるみたいだ。ホテルなんて聞いてどうするつもりだろう。
「ご旅行ですか?」問い返すと、ゴルフが目的との事。青島がゴルフ向きとは知らなかった。
「今の季節に中国でゴルフするなら青島やで!」
「そうなんですかー」
「おお、もう飛ぶ飛ぶ」
中国へ来る目的にも色々あるのね。一応なごやかに彼らと別れる。

出口で待っていた現地ガイドは、Mu(Mu4 ←4は声調(第4声))さんという男性だった。まずお手洗いへどうぞ、と案内し、
簡単に自己紹介を済ませると
「じゃ、行きましょう!」と歩き出す。
「…あの、他のお客さんは?」
「私がお聞きしているのは、お2人だけですよ」
なんと本ツアーの客は私達2人だけ!確か申し込んだ時には「あと2名様の残がございます」と言われたような気がしたんだけど…幻聴か?バンも私達2人の貸切状態。気分良い。
窓から見回すと、辺りは地味に雪景色。青島でも積もる程降るのは珍しいらしい。しかも、この3日間は、この冬一番の冷え込みだそうだ。てことは、今見ているコレは、かなり有り得ない状態の青島って事か。

2日目は自由行動なので、参考になりそうな情報をあれこれと教えてもらう。Muさん(ムーさん)はかなり率直な人柄らしく、「(口+卑)酒城は経営がうまくいかなかった」「ロウ山はこの季節に見ても余り面白くない」「中山路はサビれているから××路(名前忘れた)」の方が歩いていて楽しい」などなど、極めて率直に語ってくれる。
今日は、夜までMuさんにお任せでOKだから、楽で嬉しい。

<青島[口卑]酒博物館>
最初の観光地。青島でも最大の老舗らしい。ドイツの技術を導入して生産していた昔の機械を展示した部屋や、現在の製造過程を見学できるコースなどが作られている。比較的新しく、2003年、創立100周年に合わせてにできたものらしい(入り口にそういうオブジェがあったから、たぶんそうなんだろう)。

(↓今年は102周年目?)
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青島では、ビール瓶のリサイクルをしない。リサイクルで傷の入った瓶を使用していた昔、冷たい飲物を飲まなかった当時の習慣から、日なたにビールを放置していたあちこちの店で瓶が爆発する事故が起こったそうだ。それで、新品の瓶のみを使用するのようになったらしい。ちなみに、古い瓶は、回収して他の物を作る原料になる。

(↓真ん中にいるのは、おっちゃんじゃなくて人形)
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途中で、濾過する前のビールを試飲するコーナーへ到着。
「ここで貰うおつまみは、半分残しておいてくださいね。出口で濾過した後のビールを飲むんですが、その時にはおつまみ出ませんから」
なんて行き届いたアドバイス…
コーナーはバーのような形式になっているけど、私達以外誰もいない。かなり冷え切った広い部屋の片隅に、係員さんが男女1名ずついて、私達に試飲ビールをついでくれる。
ビールはとても美味しかった。普通の物より、甘味とコクがある感じ。濾過前のビールは傷みやすく商品にできないので、コレが飲めるのはここだけらしい。

「これ、出口にもありますか?濾過後と飲み比べてみたい」
「あると思いますよ、比べてください」

ところで目の前にいる男女の係員さんが気になる。
「この2人はカップルなのかな?」
「そうかもしれませんねぇ」
「これだけ寒くて暇だったら、盛り上がるモノもあるんじゃないかなあ」
Muさん、2人に訳してしまう。爆笑する2人。
「お互いに好みじゃないそうですよ」
試飲コーナーを後にした。
「あんな事言ったから、今ごろお互いを意識しだしているかも」
「忘れ物を取りに戻ったフリをして覗いたら、今ごろイチャついているかも」
寒いからか酔ったからか、ハイになって口数が増える私達。ここでMuさんと一気に親近感が増す。

工場内見学。瓶の生産ラインが僅かに動いているだけ、缶の方は完全に停止している。春節(旧正月)中だからか?この工場内の機械について、Muさんよりひとしきり講義。

いよいよ濾過後の新鮮なビールを味見。Muさん、なんとピッチャーで持ってきた。自腹でビーフジャーキーとスルメまで買った。腰据えて飲む気だよこの人。。。
先ほどの肴の残りも出す。この、濾過前ビール試飲コーナーで貰ったのは「ビール豆」というおつまみ。ピーナッツに、青島ビールのホップ・ビール酵母で味付けしていて、けっこう美味しい。おみやげ用も売られていたので、買っていくことにした。

このコーナーは、なんだかレストランのような形をしている。
「ここは、社員食堂ですかレストランですか?」
「レストランですよ、24時間営業の。でも隣の方が、不合格品のビールを値下げして売っているので、できたてで美味しいし安いしで流行っています」
「Muさんもデートで使った事あるんですか?」(←誘導尋問)
「僕は行ったことないですね。彼女出不精だし」
なんだ彼女持ちか。

酒でほぐれた舌は更に廻る。その内、お互いの年齢の話になった。中国人に年齢を聞かれたら、つい干支で答えてしまう。それでも大抵の中国人は即座に計算してしまう。
「あ、じゃあ僕のほうが×歳年下ですね」
「え!じゃMuさん26歳!?」
見えない、絶対見えないよ。そりゃお肌は妙に綺麗だなと思ったけど、この態度のでかさ落ち着きぶりはどう見たって30代前半だ。完全に疑惑の表情を浮かべる私に、Muさんは自分の身分証明書を取り出した。中国人の身分証明書って、初めて見た。確かに1979年生まれだ。
「でも、中国では身分証明書の偽造が盛んだから、これも偽物かもしれませんよ」
それじゃ説得力無いやん…

<小魚山公園>
青島の旧市街を見渡すのに最適な、小高い丘になった公園。のんびりぶらつくにも良い所なんだろうな…暖かかったら。
頂上に小さな建物があり、中は土産物屋、最上階が展望台になっている。とにかく寒いので、急いで登って、景色を楽しみ、撮影して、車に戻った。

(↓絶景)
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(↓ドイツに行ってきました~、と言っても通用しそう)
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(↓やっぱり旧市街の方が味がある)
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(↓右端がTV塔)
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Muさんも寒いだろうと予備の使い捨てカイロをあげたら、「母の関節炎に重宝するんですよ、コレ」としまい込んでしまった。

「じゃ、次に迎賓館に行って終わりです」
…え?
「あの、教会は?」
「僕がもらった資料には入ってないですが」
私達の貰った日程表には、間違いなく記載されている。Muさんに見せると
「じゃあ、今から行きましょう!」
と手配してくれた。言ってみるもんだ。

<教会>
プロテスタント系の教会で、内装よりむしろ外観が面白い。可愛らしい、黄色い壁。
中に入ると、外から見えた大きな時計の精巧な内部が展示されていた。数百年前から、変わらず動いているんだそう。上を見上げると、自分が巨大な鐘の真下にいることに気付いた。定刻に鳴る時は、さぞかしうるさいんだろうな…ぜひその瞬間を見てみたい(聴いてみたい)と思ったけれど、時間切れ。

(↓ポーズで寒さを表現)
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<迎賓館>
ここは素敵な建物だった。Muさんが解説しようとしたら、迎賓館の職員さんが「私が解説しましょう」と出てきてくれた。Muさんとのやりとり(中国語)から察するに、この解説は彼女の暇つぶし好意なんだろう。ありがたく受け取る事にする。

どの部屋も大変豪華。最初は提督の官邸だったのを、後に政府要人を泊める宿泊施設に改装したそう。寝室、書斎、婦人の部屋、子供部屋、サンルーム、ダンスホール、等々。
写真を撮りたかったけど、これらを綺麗に撮る自信がない。
「出口に絵葉書とか、売ってますか?」
「ええ、ありますよ」
それなら、絵葉書の方が綺麗だろう。そう思って写真はあまり撮らない事にする。

(↓来客控え室。主人の部屋の隠し窓から、こっそりチェックできる仕組みになっている)
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客室(だったかな)には、古い豪華なピアノが展示されていた。
「これは、とても有名なメーカーのピアノです。スタインウェイです」
スタインウェイ!私でも聞いた事がある位有名な、ピアノの老舗ブランドだ。
「あの、弾いても良いですか?」
冗談で言ってみたら「いいですよ」とあっさり。本当にいいんだろうかと思いながら、おそるおそる触れてみる。全然音が狂っていなかった。調律してるんだろうか。
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  by rosa_hiho | 2005-09-11 01:00 | Others

非公開記事を公開にしました!

写真のアップロードが終了したので、
非公開にしていた青島レポを公開に変更しました。
(9/10-17の7日分。
左端のカレンダーを使っていただくと
見やすいと思います)

はっきり言って、言った当人しか
面白くない様な内容ですが…ごめんなさい。
何かのご参考になれば幸いです。
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  by rosa_hiho | 2005-09-10 10:01 | Others

更新告知

先日リクエストをいただいたので、
今年の2月に行った青島について
覚え書きをアップすることにしました。
(9/11-9/17投稿分です)

以前に、一部の方にお見せした物の
焼き直し…というか、それの加筆修正&写真追加版です。

今、何故か写真をアップロードできないので
(たぶんexcite側の事情だと思いますが)
ちょっと非公開の状態で置いておきます。
完成次第、公開の状態にします。

まぁ、かなり無駄に長い文章なんで
退屈とは思いますが…
お気が向かれましたらお読みくださいね。
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  by rosa_hiho | 2005-09-07 23:52 | Others

ブログの功罪

(と、大仰なタイトルをつけるほどのネタでもないんですが…)

日経の連載小説「愛の流刑地」に疑問を感じています。

「なんで今更、こんな失楽園の焼き直しのような小説を?」
とは前々から思っていたのですが、
5月24日付掲載分を読んだ時は、筆者の職歴まで疑いたくなりました。
今現在は、また別のとんでもない方向へ暴走しているようです。

そんな今日この頃、とある掲示板にて
某下着メーカーの社長が、自分のblogで
この小説を「好き」だと書いたばっかりに
非難ごうごうでblog内がエライことになっている…
という記事を見つけたので、読んでみました。

…うーん、なるほど。

意識して「不買!」とかまでは思わないけど、
本能的に買う気がなくなりますね。
だって生理的に嫌だもの。
商品が、直接肌につけるものだけに、なおさら。

まったくの一個人としてならともかく、
ご自身の立場と、扱っている商品を考えたら
まずかったんじゃないかなと思います。
購買層ど真ん中を敵に回してどうする。

ただ、ここまでの騒ぎになった背景には
肝心の日経がろくに対応してくれないから…
てぇのもあるような気がします。
やりばの無い怒りを抱えた読者達が
唯一のはけ口を見つけたのがここだった、と。

そう考えると、この方のblogはある意味
日経及び渡辺氏にとって格好の生贄、
という気がしなくもないです。
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  by rosa_hiho | 2005-09-03 10:37 | Others

旗袍qi2pao2

先日、飲み会の席で
チャイナドレスを4着持っていると言ったら
「どんなのか見てみたい!」
と言われたので、画像アップしてみました。
11万画素のショボ携帯画像なので
見づらいかもしれません、ごめんなさい。


e0039100_2232530.jpg
初代。半袖、膝下丈、裏地付。
高校の合格祝いに買って貰った既製品。
今でも体が入るかどうかは謎。


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生地拡大。




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二代目。ノースリーブ、足首丈、裏地付。
最初の短期留学で作ったオーダーメード。
でも結構ユルユルに作られました。
スリットも、「これぐらいで充分!」と
かなり浅くされました。


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上着を着たらこんな感じ。ややおばちゃん臭い。


e0039100_22483780.jpg
生地拡大。




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三代目。半袖、足首丈、裏地なし。
上海友諠商店で購入。
土産物屋で買ったわりには柄が上品で
気に入っているのですが、
残念ながら丈が若干長め。
身長160cmあると綺麗に着れそう。


e0039100_22541665.jpg
生地拡大。
クリーム地に白の竹柄。




e0039100_22554017.jpg
四代目。半袖、足首丈、裏地なし。
二回目の留学でオーダーメードしたもの。
普段着のように気軽に着られて
家で洗えるコットン生地の旗袍が欲しくて、
店員さんに無理を言って作ってもらいました。
今いちばんのお気に入り!


e0039100_22594290.jpg
生地は難波の「とらや」で購入。
当初のイメージとは
だいぶ違う色柄でしたが、
今はこちらの方で良かったと
満足しています。
上から下までボタンがずらっと
並んだデザインなので、
着物のようにぺろんと
脱ぎ着できるのも気に入っています。






(私の身近な方へ私信)
ご希望の方にはレンタルしますので、
お気軽に随時ご連絡くださいね!(^^
サイズはMか9号あたりです。
オーダーメイドのもいい加減な採寸(笑)で、
私限定サイズという訳ではないです。
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  by rosa_hiho | 2005-08-29 22:26 | Others

単語帳

ちょっと面白い単語を置いておく場所にしようと思って、
左の「単語おぼえがき」を使用しているんですけど。

これって、その内スクロールバーが
出てくるんでしょうか。

それとも、このままひたすら
一反木綿のごとく伸び続けていくのかな。
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  by rosa_hiho | 2005-08-12 14:57 | Others

試行錯誤

初めてのブログ。

勝手が分からないと、なかなか難しいもんですね。


ぎこちないながらも何とか開設した訳ですが、
どうして、わざわざ今まで使っていた
日記サイトから引っ越そうと思ったかと言いますと、

こんなふう↓に、
日语汉语(简体字)をごちゃまぜにした
文章を書きたかったから。
文字化けを気にせずに、両言語について
ガンガン書きたかったんですよ。

IEではたぶん問題ない筈。
ネスケでも、ちょっと見苦しかったけど
なんとか見る事ができました。

もし、今ご覧になっている方で
太字部分が文字化けして見える方が
いらっしゃいましたら、ぜひご一報くださいm(_ _)m。
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  by rosa_hiho | 2005-08-02 23:28 | Others

今天开始博客

欢迎光临!
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  by rosa_hiho | 2005-08-01 00:46 | Others

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