勝手にレビュー:HIDE YOUR FACE

HIDE YOUR FACE
hide 森雪之丞 / ユニバーサル
ISBN : B00005GRMX
スコア選択: ※※※※※

今更なんですが、タイトルに「レビュー」と銘打っておきながら
私のは単なるエピソードの羅列で、
レビューでも何でもない事に、最近やっと気づきました。
すみません。
所詮エピソード萌えな人間が書いてるブログと思し召して
(これ↑も最近やっと自覚したのですが)、
お目こぼしいただければこれ幸い…
ついでに、無駄に長い文章も見逃してください。


例によって、青字部分は各種インタビュー
(SHOXX、UV、ARENA37℃ etc)からの抜粋です。

****************************

「俺は元々『俺はこうだ!』っていうの嫌いなのね。
だからそれとは相反した『HIDE YOUR FACE』っていうタイトルをつけたんだけどね。
自分は隠したい、と。ただ、曲がそれを語ってしまうであろう、という意味もあるんだけどね」


記念すべき、hideちゃんの1st solo album。
ギタリストのソロって何やるんだろー?インスト物になるのかな?
という私の予想を150%裏切って見事に歌モノで勝負してくれた
「EYES LOVE YOU」「50% & 50%」のシングル2連発から約半年、
この、思いっきり派手で聴き応えありまくりの
全16曲という壮大なアルバムが私達の前に現れたのでした。

ちなみに、ブックレットのマスクは
映画「Alien」でお馴染みのHans Ruedi Giger氏の作品。
通常、自分の作品に手を加えられる事を一切拒否していた氏が
hideちゃんの写真集「無言激」を見て
アルバムに合わせた加工を快諾したのみならず、なんと
このアルバムのデザインを、後に自分の作品集で紹介していたそうです。
たしかhideちゃん自作HP「PSYENCE A GO GO」の中で
いたく感激していた文章があったように思うんですけど…
今は見れないですね(泣)。

初回限定版は、仮面の部分が立体仕様に。
本人曰く
「初回と通常に分けるつもりは無かったんだけど
『作れば作るほど赤字になるから、初回だけにしてくれ』と言われた(笑)」

そうです(^^;


PSYCHOMMUNITY

「この頃よく観てたのが日本のマーチング・バンドのコンテストのビデオでね。
(中略)それがすっげぇカッコ良くて。アレンジに関しては
それからかなりインスパイアされたかな」


オープニングに、ちょっとした仕掛け(?)があるんですよね。
購入後初めてデッキに入れた時、一向に曲が始まらず、
「あれ?あれ?デッキ壊れたかな?」と
ヴォリュームを最大にした直後…

聴いた事のある方はお分かりですね?

物凄く、してやられた気分でしたよ…
手を打って大笑いなさる松本氏が目に浮かぶようでした。(T▽T)

序盤の穏やかなメロディーに、勇壮なリズムが加わり、
どんどん気分が盛り上がっていきます。
本人が「LIVEのオープニングを想定して作った」というのが
とても納得できる構成です。

そして、クライマックスで響く
「Here's our Psychommunity」の声。
”Psychommunity”は造語です。強いて訳すなら、
「魂で交流できる場所」でしょうか。
Rockに対して喜びを、刺激を、快楽を共有する
Psychommunityへの住人となるべく、
この曲と共に、扉を開いていくのです。



DICE

君の思い通りの 花を咲かせよう
むしり取られ 枯れる前に
いつしか つぼみは花となり
理想を吐き出し 君に語るだろう


「"俺が当ててる第一リスナー"っていう人に
対しては一番当ててるっていうか。」


あちこちで何度もくどい程申しておりますが、
私にとってはこの曲がhymnです。聖歌です。人生の応援歌です。
何度繰り返し聴いたかしれません。

声が好き曲が好き歌詞が好きギターが好き。
全てがパーフェクトにマッチしている所が好き。
イントロから最後まで、一気に駆け抜ける疾走感が好き。
「七色の声」と評判のhideヴォイスですが
それら全ての要素がDICEの歌声に詰まっていると思います。
爬虫類モード・狂人モード・好青年(笑)モード・Rockerモードetc、
あらゆる魅力がここで堪能できます。

PVも良かったですね~。
あのイメージが強くて、DICEを聴くと
雪のように降り積む桜の花びらを連想します。

そして忘れちゃいけない、Mステのあの衝撃映像!!
(気になる人は、youtubeで探してみよう!(笑))
放送後苦情が殺到した…という噂も聞きましたが、
まぁ確かにゴールデン・タイムのお茶の間には刺激が強すぎますかね。
アレを決行したhideちゃんの勇気、そして承諾したMステの英断に乾杯!!



SCANNER

枕 高くしてなよ
寝首かかれて泣くな
呪え 己の諸行を
無常謳う 鐘鳴(かね)の音


「この曲は最初から2曲目(オープニングを入れると3曲目)に
入るのは決まってたの。歌詞も乗ってない頃から決まってた」
「(中略)歌詞は、ちょっと頭に来るヤツがいて、
そいつのことを歌っただけ(笑)」


細部の細部まで凝りまくるのがhide音楽の特長ですが、
この曲も、聴く度に「こんな所にこんな音が!」という
新しい発見で驚かされます。だから飽きないんだよなぁ。

そして、この抜粋部分の歌詞。
『平家物語』を、こう使うか!と。。。
hideちゃんのボキャブラリーの引き出しのデカさ&深さと
その引き出しの開け方の特異さには、いつも驚かされます。
「鐘鳴(かね)」は本来「鐘」の筈だけど、この方が雰囲気出ますよね。

このアルバム収録版も素晴らしいんだけど、個人的には
「TELL ME」のc/wになった「愛のデュエット!?」バージョンの方がより好みです。
「鐘鳴(かね)の音!!」でRYUICHIさん(ex. LUNA SEA)の
シャウトとハモる所が良いのですよ。



EYES LOVE YOU

Eyes love you 瞳が今
切り取った おまえ
My eyes love you 涙の中 閉じ込めて
It’s my dream 溺れさせたい


記念すべき1st single。のうちの一枚。
森雪之丞氏の作詞です。

「最初は結構抵抗のあった言葉もあったりしたけど、
あの時点で克服しておいてよかったと思うね。
今は思い出せないけど、シンガーをやるんだったら
突っぱ抜けなきゃいけないんだな、と思う言葉があって。
“俺って、何てチマチマしたロック野郎だったんだろうな”と思った時があったんだよね。
“歌えない”と言っておきながら、家に帰って
“何で歌えないんだろう?”って考えたら、“俺はただのロック兄ちゃんだからだ。
変なロックの概念を持ってやがる。狭すぎる!”と思って。」


このエピソード凄く好き。
ここで突き抜けたからこそ、その後の驚く程多種多様な
作品群へとつながったのかもしれませんね。

一般のお客さんを意識したからか、この曲の歌声は
非常に「好青年モード」だと思うんですが、いかがでしょう?(笑)
中盤、フラメンコのようなリズムが流れるのが好きです。
LIVEではそこが特に強調されて、フリまでついてて
かっこよかったなぁ…(うっとり)
ああ、それを言ったら、冒頭でまるで気がふれたみたいに
周囲や自分を撃ちまくる演出も良かったですねぇ…
(↑回顧&妄想中)

ちなみにPVでは、合計何と12通りもの扮装にトライ。
約2日間殆ど不眠不休での撮影を強行したそうです。
(それぞれ、普段着君・スーツ君・ストライプ君・グランジ君・
サイケ君・ベース君・ドラム君・双子黒君・双子赤君・
インド君・白君・仮面君…と名前が付いていました)
できあがった映像は、"1994 MTV VIDEO MUSIC AWARD"
JAPAN VIEWERS CHOICE WINNERに選ばれ、全世界に放映されました。



D.O.D.

GUN! GUN! GUN!
頭の中溶けてても 光り輝く空ボトル
DUN! DUN! DUN! DUN!
記憶が遠ざかる 後は野となれ山となれ


世界中の酒呑みが共感の涙を流した(←嘘です)超名曲。
疾走感という意味では、アルバム中
この曲が一番かもしれませんねー。

「これは自分の事ではなくて、一般的な酒呑みの歌。
大体、アブサン・焼酎・どぶろく・テキーラなんて
俺は呑まん!」
とおっしゃってましたが

二日酔いが怖くて 酒が呑めるか

に物凄く実感がこもって聴こえるのは
私の気のせいでしょうか?(笑)

その昔、音楽評論家市川哲史氏とBUCK-TICK今井寿とで
「酒呑み日記」テーマソング“無限酒”製作話が持ち上がったそうです。
で、YOSHIKIが「じぁあ俺B面作る!ツーバス大フューチャアの
“暴れ酒”っていうの、どう?」
と市川さんに話していて、
HIDEちゃんも後日その“暴れ酒”に「死んでも参加したい」と願い出たのだとか。
「ギター1回鳴らすだけでいいよ。あ、叫び声だけでもいい。
ビール瓶割る音でもテーブルひっくり返す音でもいいからね。絶対だよ」

と語っていたそうなんですが、ひょっとして
その辺りからこの曲の構想が浮かんだのかも…
というのは考えすぎかな?(^^;

「曲に関しては、俺がやりたかったのは、
凄く重いバンドが、例えばメタリカとかが
ミスフィッツのカバーをやる感じ?
サウンド的にはそういうイメージで。
"ハードなトイ・ドールズ"と呼んでます(笑)」


私洋楽詳しくないんで、この↑解説は良く分からないんですが(^^;、
知っている人が聴いたらそう聴こえるのかな?



CRIME OF BREEN St.

「レコーディング中に遊んでてできちゃった曲」

とても短いインスト物。
これを聞いていると、空港を連想します。
ざわめきとか、ちょっと日常離れした感じの雰囲気とか。



DOUBT

その溜まったお前の井の中のカワズ観せて見な
涙目で哀願する俺と よく似た
歌謡いのカエルども
Hey Gentlemen そんなにそっちの水は甘いか
Gentlemen カビ臭いダイヤでも食らえ


hideちゃんの暗黒面(笑)全開な楽曲。
重低音響きまくりの吼えまくりで実にかっこいい。
そしてやっぱり、諺と四文字熟語が入っちゃってますね。

怒りに任せて歌詞も曲も一気に仕上がったらしく、
「(曲は)作る物ではなく降って来る物だというのが
この曲で分かった」
から、hideちゃんにとっては
とても神聖な曲なんだそうです。

Mステで、墨汁の黒い雨にまみれてシャウトしていたのが
思い出されますねー。ポップな「TELL ME」と
抱き合わせにしてたけど、本当にやりたかったのは
明らかにこちらの方なんじゃないかい?と思いました(笑)。
アレをリアルタイムで見れたのは、幸せだったな~。

「ただいま怒っております!」という気分の時に
爆音で聴くと、非常に気持ち良い曲です。



A STORY

Holly fallin’
肌に刺さる風は 砂を運んでゆく
Holly fallin’
目覚めれば 君も僕も ただの塊になる


「イメージとしては、砂漠があって、
打楽器を叩いてる原始人がいて、そこに遠くの方から
錆々のギターを持ったヒッピーがやって来て
2人でセッションを始めるっていうのだったの」
「(中略)歌詞は、そういうイメージからどんどん走っていって、
核戦争後でもいいし、自然発生した人類破滅でもいいし、
その中で2人だけが生きてて、でも
何の感情もなくてただただ見てるだけ、っていう」


アルバム中唯一のバラード。
バラードは余り歌い上げないのがhideちゃん流?
ここでも、実に淡々と歌ってますが
それがまた楽曲にぴったり合ってます。

PVの、何かに追い詰められて怯える子供の様な演技が、
映像はシンプルなのに妙に印象的でした。



FROZEN BUG’93

ELEVEN, 12, 13, …… 45
BLACK SHEEP WAS RUNNING INTO MY HEAD.
I GOT A HANGING OVER DAY BY DAY.
HAPPY BIRTHDAY TO MY SWEET D.N.A


「歌詞はね、作る前の日かなんかにちょっと暴れちゃったのね、酒飲んで。
メッチャクチャやっちゃったのね、よく生きてたなっていうぐらい。
(笑)次の日が『ART OF LIFE』の録りだったから
ちょっと自分で自分を励まさなきゃいけないと思って。
(笑)それですっげぇ後悔しちゃtって。(笑)その時に、俺の頭には虫が居て、
酒を飲むとアルコールでそれが解凍される。
それがわけわかんないこという、そういう歌です(笑)」


JとINORANと組んだ「M×A×S×S」名義で
「DANCE 2 NOISE 004」に提供した曲の"digger's ver."
(♪チャッチャッチャ~ラ~ラ♪のあたりがdigger)。
原曲聴いた事が無いんですが、やっぱり全然違うのかな?
「毎年違うバージョンを入れる」とおっしゃってましたが、
94年以降のバージョンが見当たらないんですけど(笑)

本人言うところの「なんかミンミンしてる」のが特徴の
"hideヴォイス"が、一番前面に出ている曲だと思います。



T.T.GROOVE

「『T.T.GROOVE』は、『HONEY BLADE』の最後に遊びで入ってた曲を
引っ張り出してきて、それはスタジオのスピーカーで鳴らして
俺がギターを弾いてできてしまった曲なんだ。いい加減だよね(笑)」


HONEY BLADEの最後の部分から、こんな曲ができてしまうなんて…
”T.T.”は、テリー・ボジオとT.M.スティーブンスの頭文字から。



BLUE SKY COMPLEX

むせかえる ハーブの匂い
青い死神の下で
Oh blue sky. 能天気なアダ花 狂い咲き
Feel like a suicide. 色気も 溶けて流れりゃ みな同じ


「『うっとおしいなぁ』と思いつつもやっぱりアメリカっていう国自体に
憧れたりしてるからね。俺はすごい日本語が好きなんだけども、
ロックっていうことでは英語とかいうものに
羨ましさ半分みたいなのあるじゃない?そういうことを歌った歌」


最近になって良さが分かってきた曲。
この時の歌い方がね、めっさSEXYなんですよ!
アルバム中、最もジュリーを彷彿とさせるというか(笑)。

歌詞も好きです。声に出して読みたい日本語です(笑)。
アルバム全体について「言葉の選び方が猟奇的」と
評したインタビュアーがいましたが、
この曲には特にそれを感じます。

hideちゃんには珍しく、生のトランペットや
女性コーラスが入ったりするのも、聴きどころのひとつ。



OBLAAT

モノクロームな金と銀との
しがらみに 絡まれつつまれて
僕と君との 被害妄想
無菌室で 分かち合おう


シングルのC/Wよりも、アルバムヴァージョンの方が好き。

ライヴでは「OBLAAT=思いっきり遊ぶ曲」となっていた為、
みんな本当に無茶苦茶やってました。
機材投げたり、ステージから降りたり、ステージ壊したり。
2nd solo tour「PSYENCE A GO GO」では思いっきりヤり過ぎて
ケガ人が続出したのも、今となっては良い思い出(ぇ)。

歌詞も大好き。抜粋した部分は勿論ですが、

笑う門には 中指立つ

の辺りも最高!単純に「笑う門には福来たる」では
済まさない所がhide流だなぁと思います。

これもミンミン系ですね。(そんなジャンルあるんか?)
hideちゃんのミンミンヴォイス…うーん、どう説明すれば良いだろう。
私にとっては、皮肉っぽいようなヤンチャなような、
童話に出てくる妖精のような、そんなイメージ。
妖精と言っても、蝶みたいな羽根付けて無心に花と戯れてるアレじゃなくて、
常に人間にイタズラをしかけて喜んでいるような奴です。
むしろ妖怪紙一重(笑)。



TELL ME

華やいだ 風にさらされても
溶けてゆけない 自分を見つめている
歩み寄る そぶりも見せずに
輪郭は 浮き彫られてく


「これはもう『ポップな曲を作ろう!』と思って、
アコースティック・ギター1本で作った曲。
転調も構成もあっという間にできちゃった」

―ブリッジのダブもアコギで作ったの?
「うん」
―やっぱりナゾな人。(笑)

ブリッジのダブって、何だろう…?
音楽詳しい人には分かるのかなぁ。

イントロで何故か離陸を連想してしまいます。
プロペラが、どんどん回転を加速させていく感じ。

曲はポップなのに、歌詞は結構ヘヴィな気が。
でも、誰にも思い当たる感情なのではないでしょうか。
周囲の持つイメージに合わせようとする対外的な自分と、
合わせようとすればするほど、
内面でその存在を主張する本当の自分。

よく聴くと&読むと、これも結構難解な歌詞です。
何度も出てくる「君」は、特定の相手を指しているんでしょうか、
それとも、己の中に内包された、もう一人の自分?

あと、サビの
Tell me, Somebody tell me,
の「Somebody」が一箇所だけ「誰か」になっているのですが、
これが良いアクセントになっています。

そして、最後のリピート。

Singin' my song for me.
Singin' your song for you.


自分は自分の為に。
あなたはあなたの為に。

冷たいとかそういうんじゃなくて、
まず自分ありき、自己を確立させて、
全てはそれからだ、と、言われているような気がします。

この曲も、わりと「好青年モード」かなと(笑)。
女声でも歌いやすいのが、個人的には有難いです。
hideちゃんの歌って、意外と(?)難曲が多いんですよ~
これまで何回、レパートリーを増やそうと
努力しては玉砕してきたことか…



HONEY BLADE

目覚めると君は 何処にもいない
残された カトレアと手紙
あの日、あの時、あの場所で、あのまま、君を、君を。
君を、君を、君を、君を、壊し尽くせばよかった


「実はこれ近親相姦の歌なの。歌詞だけだと普通の恋愛モノなんだけど、
途中の語りで言ってるのね、それに至るまでというか、
父親の感情というか、日記的に記した言葉を入れてるんですけど」

―― もしかして『高校教師』?(笑)
「いや、昔見た映画なんだけどね、タイトル忘れちゃったけど。
すごい絵が綺麗な映画で、ストーリーも歳の離れた恋人同士の
ただの恋愛モノだったの。でも観てたら途中から変わっちゃったんだよ、
『これ父親だったのかよ!』って。
だから歌のダイナミクスとかはその映画の印象から来てます」


いやもぉこの曲大好き!!
DICEとコレばっかり聴いていた時期がある位。
こういう、異常性愛者の雰囲気を纏わせたら天下一品なところが
私がhideちゃんを好きな理由のひとつなんですよ。
ていうか、最初はそこから好きになった。
(あ、好きなのは「そういう演技の上手いhideちゃん」ですよ!
けして私が異常性愛者が好きな訳でも、
hideちゃんの本質がそうだと言ってる訳でもないので、悪しからず!)

抜粋部分、虚ろな声での歌い出しから、
中盤の掠れたささやき声、そして
後半の発狂したかのような絶叫に至るまでの
声色の変化が、見事です。
これがギタリストの1st solo albumだという事を忘れてしまいそう。

歌詞は、父親サイドの独白調。
随所に滲み出る異常者っぷりが妙にリアルで、つい
東海林さん相手に展開した、あの
「万一自分に娘でもできたら」トークと
重ね合わせて考えてしまったり。
(『hideちゃんが本質的にそうだと言ってる訳ではない』と
書いたその端からこんな事を…すみません)

あと、HONEY BLADEと言えばライヴツアーでのあのシーン。
ウェディングドレス姿のダンサーさん相手に
毎回、手を変え品を変え、あらゆる形でFXXX'N…
ビデオでは簡単に各地での映像を羅列してあっただけでしたが、
実際はさぞかし悲鳴の嵐が起こっていた事でしょう(笑)。

この曲でもPV作って欲しかったなー。



50%&50% (CRYSTAL LAKE VERSION)

50% & 50%
謎めく君が 胸の天使を
眠らせてる隙に 炎を混ぜたキスをしよう
壊れた君を溶かす 真夜中の吐息
だから Kiss me! … Feel me! … Give me!


「『クリスタル・レイク』は、
『50%&50%』の残酷なバージョンにしようと思ったんだ。
あれは悪い女の歌だから、そいつをぶっ殺しちゃおうと思った。
歌詞の上での違いはないんだけどね。
『クリスタル・レイク』って、『13日の金曜日』の舞台になってる湖なんだ」


前半のアコースティックバージョンがオリジナル、
後半のシングルバージョンがアレンジ物。
2者の融合により、アルバム収録の
「クリスタル・レイクバージョン」ができあがっています。
どの辺が残酷なのかは、私は未だに分からないんですが…(^^;

EYES LOVE YOUに引き続き、こちらも森雪之丞氏の作詞。
けっこう長い間、「FILM THE PSYCHOMMUNITY REEL.2」に出てきた
全編アコギで通したバージョンが好きだったのですが
「FILM~REEL.1」を繰り返し観る内、シングルバージョンも好きになりました。
シングルver.を聴いていると、歌と間奏とhideちゃんの動きと
カメラワークと観客のうねりとが見事にマッチしていた
あの映像が、浮かんでくるのですよ。
実にナチュラルに、RANちゃんにKISSしていたシーンとか。
それで好きになった(笑)。



PSYCHOMMUNITY EXIT

「これはアイディアとしてはアナログ盤仕様っていうか、
アナログ盤の匂いを出したかったのね。
終わらないレコードっていうのがあったじゃない?で、
それをなんとかCDでやろうと思ったんだけど、
技術的に無理だったんで自分で作った、と。」


レコードの溝に細工を施して、何時の間にか針が
始めに戻るような仕様にしている物があったそうです。
この曲はそれをイメージして作られたもの。

一見(一聴?)、単に同じメロディーが延々続いている
だけのように聴こえますが、よく聴くとこれがまた味わい深い。
それこそ「針の壊れたレコードのよう」に、同じフレーズが
繰り返される部分もあれば、後半、hideちゃんの
気が触れたような笑い声がいきなり入っていてびっくりさせられたり。
約20分と長いですが、じっくり聴く価値アリです。

そしてラスト、歩み去る靴音、そして扉の開閉音で曲は終わります。
PSYCHOMMUNITY EXIT…精神的共有地からの退出。
それとも、新たなステージ(PSYENCE)へ入っていく扉の音?

****************************

私がhideちゃんを好きな理由のひとつ、それは「職人気質」。
ライヴ・HP・TVのトークetcのhideちゃんはいざ知らず、
楽曲にはどうしても「頑固職人」のオーラを感じてしまう(笑)。
一曲一曲を、これだけ丁寧に、じっくり作りこんでいるからこそ、
2ndアルバム発売までの2年7ヶ月(!)もの時間を
この1stアルバムを聴きながら待つ事ができたんだと思います。
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  by rosa_hiho | 2006-10-18 00:20 | hide & X

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