広州香港食い倒れ3泊4日レポ(3)(2005.12.22)
<流花粥城>
流花公園の敷地内にある24時間営業(!)のお粥屋さん。
地元の人にも愛用されているらしく、朝早くからえらい賑わいでした。
ごうごう煮えたぎる粥。ちょっと豪快(^^;
元状及第粥&皮蛋痩肉粥各RMB7、点心RMB4。満腹!
流花公園と越秀公園は中国大酒店のジョギングコースになっているそうで、
コンシェルジュに言うと入場チケットがタダで貰えます。
ちなみに、流花公園RMB4、越秀公園RMB5。
(ところで私達が行った時は、『越秀公園は入場料要らなくなったよ!』と言って
コンシェルジュのお兄ちゃんがチケットくれなかったんですが
越秀公園もきっちり有料だったぞ…)
<越秀公園>
本気で廻れば1日あっても足りない位にでかい公園。見所も沢山あります。
ポンポンの様な花。Lovely♡
春節の飾りつけ。龍のハリボテに、鱗に見立てたお皿を取り付けている処。
こんなに長い!!!
お目当ては、広州のシンボルとも言われている「五羊石像」。
『紀元前300年頃、羊に乗った5人の仙人が空から舞い降りて黄金の穂を広州の地にもたらした。その後仙人たちは点に戻ったが、彼らが乗ってきた5頭の羊はそのままこの地に留まり、五穀豊穣のシンボルとなった。この伝説がもとになり、広州は五羊城や穂城という別称を持つようになった』
だそうです。(ガイドブックより)
それにしてもこの「五羊石像」、小高い丘の上にあるので、道のりが遠くて遠くて…
左上に小さく見えている白いものはパラソル。そこからこれだけ登ってきました。これでも公園のほんの一角。
やっと石像とご対面~!写真を見せた友達には「ヤギじゃないの?」と訊かれますが、羊なんです。
<玩具卸売センター(谊园文具玩具精品批发中心)>
地図を眺めていたら、何だか面白そうだったんで行ってみる事にしました。
黄砂駅(地铁黄沙站)下車、徒歩約10分。
地下鉄のチケット。上海と同じく改札にかざすタイプだけど、コイン型になっているのがおしゃれ。
あと、チケット販売機が画面の路線図を指差すと料金設定できるようになっていて、とても便利でした。
十字路に1~3号館が林立する、かなり大規模な卸売センター。これは3号館。こんな所を歩く観光客は余り居ないだろうなぁ。
小売もOKだったので、職場の春節用年賀状を購入してきました♪
1通RMB2-3前後。
<陶陶居酒家>
飲茶をするならここでしょう!
2階建ての巨大フロアが広がる大衆飲茶店です。
最寄駅は、先ほどと同じ地下鉄黄砂駅。
ちょうどピーク時だったので、地元のおばさん…もとい、お姉さま方との相席になりました。
私達のまごついた様がとっても興味深かったようで、
「あそこに行けばオーダーできるわよ」
「お茶が無くなったらフタを開けておけば追加してくれるのよ」
などなど、色々と面倒を見てくれました。
手前がホウレン草、奥は海鮮。
小龍包。アルミのカップに入っていて、上海のとはだいぶ違ってました。
お姉さんオススメの2品。手前がフカヒレ。上の具はひとつずつ違っていて、ひとつだけアワビが乗ってる物があり、それが最高グレード。奥は卵黄と練乳。
ザラメかな?ややザラついた舌触りでした。
フルーツゼリー。外はダンゴ粉?
タピオカココナツプディング漉し餡入り。食べてたら、お姉さんに「私それ甘すぎて嫌いなんだけど、美味しい?」と訊かれてしまいました(^^;
2人でお腹一杯食べて飲んで、RMB54。大満足!!
ちなみに、この陶陶居酒家や、
「食は広州に在り」でおなじみの広州酒家がある
広州市商業歩行街は歩行者天国になっていて、
とっても賑やか。強いて大阪に例えれば、ミナミに近い感じ?
でも、ミナミよりも断然進んでいる感じがしました。
京都に例えるなら、四条河原町のあたり?でもホコ天。
店員さんもサンタ帽。クリスマスモード全開です。
<聖心堂>
「中国国内で最も高い尖塔を持つゴシック建築のカトリック教会」
というガイドブックの記事に惹かれて行ってみた場所。
陶陶居酒家から腹ごなしがてら歩いたら結構遠くて、
最後には、裏道っぽい通りまで使って
小一時間かけて辿り着いてみたら
工 事 中 orz
空はこんなに青いのに…!!!
(↓打ちひしがれてみました。)
この旅で一番、心身共に萎えた瞬間だったかもしれません。
この一時間があれば、陳氏書院か六榕寺か中山記念堂くらいは
行けたかもしれないなぁ…(T T)
<北京路商業歩行街>
気を取り直して、地下鉄で「公園前」まで行って
もうひとつの繁華街へ。大阪に例えるなら、キタ?
真珠婦人?と思ったら、変身写真館の宣伝のお姉さんでした。
あちこちで見かけた屋台のチェーン。各種スナックを扱ってました。店員さんがひっくり返しているのはタコ焼き。
頻繁に見かけた屋台その2、シシケバブ。でも北京ほどでかくなく、日本の焼き鳥サイズ。唐辛子を一杯振っていて、とてもスパイシーな香りがしてました。
その3、ナッツタフィ(らしきもの)。上にドライフルーツで模様が描いてあって、縦に切り分けて売ってくれます。
その4、干しブドウ。4種類を荷台に乗せて売り歩くのが標準仕様なようです。
どれもこれも物珍しくて、目はとっても欲しがったのだけど、
残念ながら満腹で手が出ませんでした(^^;
てか、「とにかく座って茶ァしばきたいんじゃ!」と体が悲鳴を上げたので
広州でなぜかマクド体験(笑)。チーズバーガーセットRMB17を2人でシェア。
<蘭圃>
この後行けそうな観光名所を探したら、
なんと殆どが閉館間際であることが判明。
慌ててタクシーに飛び乗って、唯一時間がありそうな
この蘭圃に到着したのが閉館40分前。
敷地内の茶館で、景色を眺めつつお茶を飲んでまったりするのが
この蘭圃のコンセプトなので、受付のお姉さんに
「あと40分しか無いのよ?」と念を押されたけど、
それでも良いんです!と主張してチケットを購入。
ところが、なんとつり銭切れ。
「チケットとおつりを持って追いかけるから、
あんた達は先に茶館へ行ってなさい!」と、
お姉さんは私達を先に入場させてくれました。
なんて旺盛なサービス精神だろう
(もしくは、なんて親切な土地柄だろう)
…と感激した一瞬でした。
ところで、この話をすると軒並み
「よく信じたね!」とか「よく無事におつりを貰えたね!」
という反応ばかりなんですが…
そんな事微塵も考えなかった私はやっぱ極甘なんでしょうか。
勿論、ちゃんとおつりとチケットを持ってきてくれました。
さて、茶館。ここでは、入場料RMB20に相当するお茶をいただけます。
ほかにも色々メニューがあって、RMB20を越えるオーダーをした場合は
差額分を追加で支払うというシステム。
白沙绿RMB35
兰花茶RMB38
玫瑰茶糕RMB12
菊花茶糕RMB12
追加支払い額:RMB57
お茶の解説をしつつ、中国茶道にのっとってお茶を淹れてくれます。兰花茶は冬に飲むと血行と美容にとても良く、目に良いと聞いて選んだ白沙绿は春夏向きのお茶だそうです。
お茶請けに選んだ玫瑰茶糕と菊花茶糕。马蒂という植物の澱粉を使っているそうです。花フレーバーのぬくい外郎(ういろう)というか、固いくず湯というか、なんとも微妙なお味。
ギリギリに飛び込んだのに、何度もお湯を継ぎ足して最後までくつろがせてくれました。大感激。
完全に私達2人の貸切状態で、非常に気分が良かったです(笑)。
静かで上品で、ゆったりとした優雅な雰囲気で。
でも、シーズンの真っ只中、観光客で溢れ返った状態を想像すると、
いつでも誰にでもオススメな場所とは言い切れません(^^;
<仙足和茶館>
昨日と同じく(それ以上?)疲弊しきった体を抱えて、
夕食の前にマッサージを…と、
先日コンシェルジュに訊いておいたお店を開拓。
流花粥城の道路をはさんだお向かいの、
蓝宝石大厦の2階にあります。
全身マッサージ1時間で、なんとRMB45!!
軽くフェイシャルも加えてくれました。
<唐苑酒家>
広州最後の夜は少し豪華な宴でも…と
流花公園内のこのレストランへ。
一見お城のようですが、レストランです。
なんつーか…非常に観光地ナイズされたレストランでした。
気のせいか、店員さんも微妙に冷淡。
しかも結構イイお値段。
まぁ、外装と同じ位豪華な内装を楽しめたので満足です。
季節の野菜の炒め物。
マクドでもチキンものを避ける位、トリには距離を置いてきた筈なのに…
ここに浮いている足らしき物は一体なんでしょう?(^^;
中国料理のメニューって分かりにくいんですよね~(と言い訳)
ここでも小龍包を求めたのですが、やっぱり上海のようなあのジューシーさには巡り逢えず。
ところで、広州のレストランは精算にかかる時間がよそより長いように思います。
ここでも「结帐」と言ってから非常に長い間待ちました。
まぁ、他のお店でも待たされたし…と辛抱強く待っていると
なんと周囲にどんどん閉店準備の風情が。
さすがにおかしいと思って店員さんに尋ねると、「ああ!」とレジの方へ。
ここでは、単に忘れられていただけのようです。。。(^^;
その直後にやってきたフルーツ。単に必ず付いているデザートなのか、お詫びのつもりなのかは不明。
by rosa_hiho | 2005-12-29 22:32 | Others